『次のようなことはありませんか?』
  


そんなあなたは「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません

■いびき・睡眠時呼吸障害

 「いびきがひどい」「夜、熟睡できない」「すっきりと起きられない」「昼間眠くて困る」など、何らかの睡眠障害がある人は人口の20%にも及ぶといわれています。
 私達は一日の終わりに十分な睡眠がとれれば、昼間に疲れもなく快適に過ごせます。しかし、睡眠が不足すると一日中眠気や倦怠感のために仕事に身が入らなかったり、トラブルや事故の増加を招き、自分自身のみならず、周りの人たちにも大きな損害を与えかねません。
 中でも「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は高血圧や糖尿病などの生活習慣病と密接な関わりを持ち、その有病率は3〜4%ともいわれ、極めて多い病気であることが明らかになってきました。また、放置された重症の無呼吸では、7〜8年後の死亡率が37%との報告もあります。このようにSASは、医学的にも社会的にも放置できない重要な病気であり、その対応は急務であります。
 当院では、耳鼻咽喉科の専門医師と各診療科との連携により『いびき・睡眠時呼吸障害』の診療から検査・診断そして総合的な治療を行います。

 このような症状にお心当たりのある方はお早目にご相談下さい。
 


■検査の流れ

 
□1回目(耳鼻咽喉科外来)
   診療(問診)、検査内容の説明、入院予約

 □2回目(個室入院)
  ・入院日:月〜金曜日午後4時30分  1泊2日
  ・入院手続き オリエンテーション・身体測定  夜8時30分から終夜睡眠ポリグラフィ検査開始
  ・翌朝6時検査終了
  ・耳鼻咽喉科受診
    診断(解析)・結果説明。治療方針の決定
     1.生活習慣病の改善指導  2.CPAP導入  3.耳鼻科的手術

 □終夜睡眠ポリグラフィ検査の測定項目
  ◆脳波(EEG) ◆鼻・口の気流 ◆胸部・腹部の換気運動 ◆眼球運動(EOG) ◆筋電図(EMG) 
  ◆いびき音 ◆体位 ◆酸素飽和度 ◆他



■睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
 □眠っている間に無呼吸が、一晩におおよそ30回以上生じる病気です
 □気道(鼻や喉)が何らかの理由で塞がってしまい、呼吸できず、窒息状態になります。
 □症状は、激しいいびきです。そのいびきが10秒以上、時には60秒位消失し、再度激しいいびきが出現、その繰り返しがみられます。



■睡眠時無呼吸障害の治療
 □生活習慣病の改善指導
  運動療法・食事療法・薬物療法の指導により高血圧・糖尿病などの予防と治療を行います。
 □CPAP(シーパップ:経鼻的持続陽圧呼吸法)
  鼻マスクを通して空気で持続的に陽圧をかけ上気道の閉塞部位を押し広げることによって「いびき」や睡眠時無呼吸を消滅させる方法です。有効性・安全性が高く最も普及している治療法です。
 □耳鼻科的手術
  扁桃腺や軟口蓋の肥大などが睡眠時無呼吸の主因である時は、肥大した部分を取り除く手術が有効です。

□負担額概算(室料差額・食事代含む)
窓口負担額合計 1割負担 約20,000円
2割負担 約30,000円
3割負担 約35,000円
※上記金額はあくまで目安ですので、患者様によって多少前後する場合がございます。



【自己チェック表  こんなとき眠くなることはありませんか?】

次の8つの状況で、評価点数の合計が11点以上の方は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いが強いと考えられます。

(1)座って読書をしているとき  0 1 2 3 
(2)テレビを見ているとき  0 1 2 3 
(3)人がたくさんいる場所で座って何もしていないとき
  (例えば会議中や映画をみている時など)
 0 1 2 3 
(4)車に乗せてもらっているとき(1時間くらい)  0 1 2 3 
(5)午後横になって休憩しているとき  0 1 2 3 
(6)座って誰かと話しているとき  0 1 2 3 
(7)昼食後静かに座っているとき  0 1 2 3 
(8)運転中、渋滞や信号待ちで止まっているとき  0 1 2 3 




 0点:決して眠くならない
 1点:まれに眠くなるときがある
 2点:時々眠くなる
 3点:眠くなる事が多い





(1)〜(8)の点数を合計してください。
 ↓ ↓ ↓
※合計点数が5点以下の方は特に問題ありません。
※6点以上10点以下の方は眠気は強いので、自分の周囲にいる人にいびきや呼吸の停止があるかどうかみてもらう必要があります。
※11点以上の方は眠気に非常に強いSASの可能性があります。早めに医師にご相談されることをお勧めします。


睡眠時のいびき、無呼吸が注目されている理由には、健康上の様々な合併症を引き起こす可能性があることと同時に、居眠り運転や日中の眠気による仕事のミスなど社会的な問題があります。70%の人が肥満を有しているといわれていますが、肥満がなくても顎の小さい人やアデノイド、扁桃腺の大きい人では無呼吸が起こり易く、呼吸中枢の障害による中枢型の無呼吸もあります。家族、知人から指摘される方、自己判断テストで該当する項目のある方、肥満度20%以上の方は、ぜひ一度、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けてみてください。

西東京中央総合病院 耳鼻咽喉科外来



△上へ