腎臓内科/透析科
外来担当医表
《受付時間》
午後▷12:30~16:30(診療開始14:00)
※受付時間及び診療医師は変更になる場合があります。《休診・代診のご案内》をご確認のうえご来院ください。
腎臓内科
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 |
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午後 | 賀来 佳男 | 賀来 佳男 ◆ |
◆第2・4のみ
診療スタッフ

名前 | 賀来 佳男 |
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役職 | 腎臓内科 科長 |
出身大学 | 日本医科大学[平成19年卒] |
専門領域 | |
資格 | 医学博士 日本内科学会 認定内科医 日本内科学会認定 総合内科専門医 日本腎臓学会認定 腎臓専門医 日本透析医学会認定 透析専門医 自治医科大学附属さいたま医療センター 非常勤講師 |
外来診療について
腎臓内科の外来診療をご希望の患者様は事前に腎臓内科外来まで連絡をお願いします。
診療内容
慢性腎臓病(CKD)
蛋白尿をはじめ、尿検査の異常や腎臓の働きの低下が3か月以上続いている状態を「慢性腎臓病(CKD)」といいます。慢性腎臓病の多くは、2-30年またはそれ以上の年数をかけて少しずつ進行します。病状がかなり進行するまで、自覚症状がなく、見逃しがちです。
しかし、進行すると慢性腎不全の状態に陥り、そして尿毒症症状や心不全の症状が出て、最終的には透析療法が必要になってきます。
慢性腎臓病の患者さんは腎機能の低下や、透析になるだけではく、脳卒中や狭心症、心筋梗塞などの心血管疾患にもかかりやすく、そしてこれらの病気による死亡の危険性も腎臓病のない方々より高いと言われています。
慢性腎臓病は高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病と同じ治りにくく、また生活習慣にも影響されやすい慢性の病気ですが、初期の段階で診断し、適切な治療を行うことによって進行を遅らせ、そして脳卒中や心・血管疾患になりにくくなることが期待できます。
腎機能が低い、下がり続けている、尿検査で血液や蛋白が混ざっているなどの方は、どうぞご相談下さい。Fabry病や多発性のう胞腎の加療も行っております。
受診時には、過去の血液検査、尿検査の結果をできるだけお持ちください。現在服用中の薬も分かるようにして下さい。
維持透析
慢性腎臓病、腎不全の方の病状が進行し、尿毒症の症状や心不全の状態に陥った際、透析療法や腎移植が必要になってきます。
当院では、血液透析を始めるに際して、バスキュラーアクセスの設置(内シャント、人工血管、カフ型長期留置型カテーテル)や血液透析の導入、行政手続きのお手伝い、そして外来通院透析/入院透析を実施しています。
バスキュラーアクセスのトラブルに関しては、当院のバスキュラーアクセスセンターと連携して、経皮的血管形成術(PTA)や手術などを積極的に行っておりますのでぜひご相談下さい。
なお、他院で血液透析を導入されて当院での外来透析をご希望の方もお待ちしております。
他に透析アミロイドーシス、二次性副甲状腺機能亢進症など、各種維持透析患者合併症に対しても、積極的に診療・手術を行っており、また、必要に応じて近隣医療機関と連携をとっています。
急性腎不全
急性腎不全や、急性腎不全を合併する多臓器不全、当院の他の診療科での治療・手術に合併する急性の腎障害の患者に対して、各種急性血液浄化療法・アフェレーシスを積極的に行っています。
また、集中治療室で、持続的血液透析濾過療法(CHDF)などを行い、救命率の向上に努めています。
なお、急速進行性糸球体腎炎や、糖尿病以外のネフローゼ症候群などの診断(腎生検)、および初期治療については対応できません。
特殊血液浄化療法
透析アミロイドーシスに対するβ2ミクログロブリン吸着療法、潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法(LCAP)、顆粒球吸着療法(GCAP)をはじめ、劇症肝炎/術後肝不全/肝性脳症などに対して、ビリルビン吸着、単純血漿交換法(PE)や、持続的もしくは間歇的な血液透析濾過療法を行っており、難治性腹水に対する腹水濾過濃縮再静注療法(CART)等も積極的に行っていきたいと思っております。
敗血症ショックを呈している高エンドトキシン血症の方に対し、エンドトキシン吸着療法を行い、救命効果を発揮しています。
他に家族性高コレステロール血症、下肢閉塞性動脈硬化症や巣状糸球体硬化症を含む難治性ネフローゼ症候群に対し、LDL吸着療法を実施しています。
診療の特色
維持透析および集中治療室における救命のための血液浄化法